−　代表挨拶　−

『サロンカウンセラーの育成』を始めます。

サロンを辞めることに『理由』はいらない
美容師を続けることには『理由』がいる

美容業界にて、心理カウンセラー・セミナー講師として関わらせて頂き10年以上が過ぎ、多くの美容師さんたちと様々な課題と向き合ってまいりました。

5年ほど前から、経営者様・教育担当者・幹部の方から、新世代・新しい価値観を持ったスタッフへの教育方法、次世代の育成について学びたい！という相談を受けるようになり、新世代の教育や新しい価値観をテーマにしたセミナーのご依頼を多くいただくようになりました。

そのセミナーや講演会を通して、美容業界の現場・サロンで、スタッフ育成、後輩指導に疲れ、悩み、疲弊している多くの先輩・幹部・店長・教育担当者の皆様に出会いました。

私が関わってきた幹部の方達は、自分の教え方の問題や、指導能力不足で、若手スタッフが「サロンを退社する（美容業界を去っていく）」と思い、悩み、苦しんでみえました。 幹部の方達の真剣に悩んでいる姿に寄り添い、共に解決に向けて取り組み、この原因は、何なのか？どうすればこの課題を解消できるのかを一緒に考えてまいりました。

辿り着いた答えは、根本の原因は、幹部の方達の「能力不足」ではなく、美容の技術教育以外で、幹部が「教育者になるための教育」を受けていないことが一番の問題なのであることに私自身が、気づきました。

そこから、スタッフ育成に悩み葛藤しているオーナー様や幹部の方達に「新しい教育方法について」や「新世代への教育方法」をさらにお伝えし講演するようになり、教育する側が「カウンセリング能力」・「コミュニケーション技術」を専門的に学ぶことで、教育方法についての課題を解決し、新世代のスタッフとの関わり方に自信も持って接することができる！とセミナー講師としても実感しました。

私が、今まで以上に、美容業界の皆様に「新世代の価値観を理解し、関わり方をトレーニングしたい」「心理学をベースにしたコミュニケーション技術をお伝えしたい」と考えたのは、私自身が見てきたサロンの現場で起こったことが他のサロンでも同じように起こっており、事前に、教育の変化を学んでおくことは『問題の早期発見』『早期解決』『予防』に繋がり、今までの経験や知識、体験が、新世代の問題を抱え悩み苦しんでいるサロンの経営者、教育担当者、店長、幹部の問題解決に繋がり、サポートできればと思ったからです。

『自分たちが受けてきた教育と新世代の教育は、根本的に違うことを知り、自社の教育システムの改善につなげていく』　これからは、スタッフが「辞めない理由」を創ることが必要です。そのためには、スタッフが、自分のサロンを「自分の居場所」と感じられるような「人間関係」を構築し、この場所には自分のことを分かってくれている先輩がいるという「信頼関係」を創ることが重要だと感じます。

その信頼関係を築くためのコミュニケーション技術を持った人材＝『サロンカウンセラー』を育成することが当協会の目的です。

サロンカウンセラーとは…

①スタッフの悩みを聴き、寄り添い、支援できる人財の育成
②美容師一人ひとりの「自立」に向けてサポートできる人財の育成
③コミュニケーションの技術を身に付けた人財

そして、これからスタッフにも、お客さまにも「選ばれるサロン」「選ばれる人」になるためには、益々コミュニケーション技術は必須要件になっていきます。そのコミュケーション技術を今からしっかり身に付けていくことを目的とし協会を設立いたしました。

美容業界を選んだ皆さんが業界から離れていかないために、より良いコミュニケーション環境をサロンでつくるために、この協会でサロンカウンセラー（人の悩みを聴き、寄り添い、支援できる人財）を育成し、美容師さん一人ひとりをサポートできるコミュニケーションの技術を身につけた人材の育成を始めます。

今後とも、美容業界の皆様のお力になれるよう尽力して参ります。
この協会で新しいご縁が広がりますこと切に願って、
皆様にお会いできますこと楽しみにお待ちしています。